平成30年度「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」について

2019.04.16

(1)経過と目指す成果
・学校法人未来学園 京都文化医療専門学校は、文部科学省の委託事業「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の「教育プログラム等の開発:地方創生に向けて、各地域の解決や発展に向けた将来構想を策定し、当該構想の実現に今後必要となる人材に必要な能力の養成に向けたモデルカリキュラムを開発する」に応募し、平成30(2018)年11月2日付けで採択されました。
・開発したモデルカリキュラム等は、各専門学校においてそれぞれが実施する教育カリキュラムの改編・充実に反映させます。
(2)委託事業名
・「和装産業と文化観光振興のための実践的カリキュラム開発事業」
(3)事業の趣旨・目的
和装産業は、生活様式の変化やきものを着る機会の減少により、近年では需要減退が深刻であり、和装産業の各産地では、出荷額減少など危機に直面しています。こうした背景のもと現在、京都府や京都市及び関係団体並びに国による和装産業振興や観光振興の動きが活発となっています。
 一方で、平成29年度からの新たな「観光立国推進基本計画」では、実務人材の育成について、専修学校等の活用や女性等の幅広い人材の活躍促進に取り組む」とあり、観光振興のための人材育成が喫緊の課題となっています。
 しかし、我が国の和装産業や観光のメッカである「京都」に、これまで関連の専門的教育機関が無かったことから「京都学科・きもの文化専攻」を開設し、業界に求められる人材育成をすることとなりました。
 さらに「和装」「文化観光」に関する実践的な職業教育を行い、和装産業や観光産業に求められる中核的人材育成には、特に、社会人の学び直し層をターゲットにする必要があることから、そのため、実践的カリキュラムの開発事業を、産官学連携のもとで実施することとします。
(4)目指すべき人材像
◇学習ターゲット:専門学校入学資格者、学び直しの社会人
◇目指すべき人材:1.全国のきもの産地の産業振興に貢献できる人材 2.ファッションビジネス、おもてなしビジネス等の業界振興に貢献できる人材 3.文化観光振興に貢献できる人材 5.日本の伝統文化や和装教育に貢献できる人材 5.海外における和装振興に貢献できる人材
(5)当該教育カリキュラム・プログラムが必要な背景
・和装産業・観光振興のための人材育成が喫緊の課題
・日本の和装産業・観光振興に「京都」の役割は重要
     ↓
・日本のきもの文化と観光のメッカ「京都」に専門的な教育機関がなかった
     ↓
・京都文化医療専門学校に「京都学科・きもの文化専攻」を設置し、実務人材を養成するとともに、地域産業振興に期待される、社会人女性の学び直しのための実践的カリキュラム・プログラム開発を行います。

※「京都学科・きもの文化専攻」 2020年4月開設予定

(6)開発する教育カリキュラム・プログラムの概要
1.「きもの文化振興人材養成プログラム」
・きもの文化検定に関連する講座科目と「京都和装産業フィールドワーク」で構成
・「きもの文化検定」受験(必修)
2.「京都文化観光振興人材育成プログラム」
・京都・観光文化検定に関する講座科目と「京都観光フィールドワーク」で構成
・「京都・観光文化検定」受験(必修)
3.「キャリアデザインプログラム」(女性のキャリアデザイン)
・放送大学のオンライン授業科目である「女性のキャリアデザイン入門」、「女性のキャリアデザインの展開」を活用し、社会人の学び直しと女性のキャリア形成に必要とされる「女性のキャリアデザイン」の授業カリキュラムの開発
4.「科目等履修制度」の新規プログラム

○和装産業団体や大学・文化団体等と連携して、科目等履修制度を活用した「きもの着付け実習」等の短期の教育プログラムを開発

(7)参画機関等
・京都府、京都市
・(一般社団法人)全日本きもの振興会
・(公益財団法人)京都和装産業振興財団
・(公益財団法人)京都伝統産業交流センター
・西陣織工業組合
・日本和装師会
・(一般財団法人)池坊華道会
・株式会社らくたび
・京都伝統産業ふれあい館
・放送大学
(8)事業実施の年次報告
○平成30(2018)年度
1.「きもの文化振興人材育成プログラム」、「キャリアデザインプログラム」及び「科目等履修制度プログラム」に係る開発委員会の開催、その結果を踏まえてカリキュラム等の作成
2.広報事業
・きもの文化プレ講座及び文化観光プレ講座の実施(各々2回)
・「きもの」「華道」などの体験プログラムの実施

実績報告:「プレ講座・体験プログラム」
■2018年12月1日(土)13:30~15:00/きもの文化・京都文化観光プレ講座
第1回:東京会場(GINZA SIX内「東京銀座オフィス」)
参加者:13名
(1)京都文化観光プレ講座
  「『京都の歴史文化』の未来」
   講師:若村 亮 [株式会社らくたび代表、京都学科主任講師]
(2)きもの文化プレ講座
  「『きもの文化』の未来」
   講師:市田 ひろみ [日本和装師会会長、未来学園名誉学園長、京都学科主任講師]

■2018年12月9日(日)13:30~16:00/きもの文化・京都学体験プログラム
第1回:東京会場(TKP神田ビジネスセンター)
参加者:13名
(1)「京都学」体験プログラム
  京都・観光文化検定試験の対策講座及び教養講座(京都の社寺史跡)
  講師:若村 亮 [株式会社らくたび代表、京都学科主任講師]
(2)「きもの文化」体験プログラム
  きもの着装体験
   講師:竹中 恭仁子 [日本和装師会東京支部長]
(3)「華道文化」体験プログラム
  「華道の歴史」ミニ講座、「華道」体験
  講師:今川 有紀 [一般財団法人池坊華道会]

■2018年12月25日(火)13:30~14:20/きもの文化・京都文化観光プレ講座
第1回:京都会場(京都文化医療専門学校)
参加者:15名
(1)京都文化観光プレ講座「新春京都ご利益めぐり」
  講師:若村亮 [株式会社らくたび代表、京都学科主任講師

■2019年1月17日(木)18:30~19:30/きもの文化・京都文化観光プレ講座
第2回:京都会場(京都文化医療専門学校)
参加者:5名
(1)「きもの文化」プレ講座
  「京都のきもの~『染めもの』と『織もの』~」
  講師:八田 誠治 [京都文化医療専門学校副校長、元京都伝統産業ふれあい館 館長

■2019年1月19日(土)14:00~16:30/きもの文化・京都学体験プログラム
第2回:京都会場(京都文化医療専門学校)
参加者:3名
(1)「きもの文化」体験プログラム
  「きもの学」ミニ講座、きもの着装体験(ゆかた編)
  講師:高橋橋 明美  [京遊学舎 市田ひろみ服飾アカデミー主任講師]
(2)「華道文化」体験プログラム
  「華道の歴史」ミニ講座、「華道」体験
  講師:今川 有紀  [一般財団法人池坊華道会]

■2019年2月3日(日)14:00~16:30/きもの文化・京都学体験プログラム
第2回:京都会場(京都文化医療専門学校)
参加者:9名
(1)「きもの文化」体験プログラム
  「きもの学」ミニ講座、きもの着装体験(ゆかた編)
  講師:高橋 明美 [京遊学舎 市田ひろみ服飾アカデミー主任講師]
(2)「華道文化」体験プログラム ※きもの姿で実施
  「華道の歴史」ミニ講座、「華道」体験
  講師:今川 有紀 [一般財団法人池坊華道会]

■2019年2月10日(日)13:00~16:30/きもの文化・京都文化観光プレ講座
第3回:京都会場(京都文化医療専門学校)
参加者:16名
(1)「京都文化観光」プレ講座
  「京都の魅力・社寺史跡 – 世界遺産から隠れ名所まで -」
  講師:若村 亮 [株式会社らくたび代表、京都学科主任講師]
(2)「きもの文化」体験プログラム
  「きもの学」ミニ講座、「きもの着装」体験(ゆかた編)
  講師:高橋 明美 [京遊学舎 市田ひろみ服飾アカデミー主任講師]
(3)「華道文化」体験プログラム
  「華道の歴史」ミニ講座、「華道」体験
  講師:今川 有紀 [一般財団法人池坊華道会]]

実績報告:教育プログラム開発委員会・分科会
(1)教育プログラム開発委員会 全体会議
   実施日時:2018年12月25日(火)14:30~15:10
   内容:以下4つの委員会の合同委員会として実施。
      文科省委託事業の概要の説明
      1.きもの文化振興(教育プログラム開発委員会)
      2.京都文化観光(教育プログラム開発委員会)
      3.キャリアデザイン(教育プログラム開発委員会)
      4.科目等履修(教育プログラム開発委員会)
 
(2)きもの文化振興(教育プログラム開発委員会)(委員数:8名)
  第1回:プログラム素案の検討
   実施日時:2018年12月25日(火) 15:15~15:50
   内容:京都和装産業フィールドワークとしての実施体制、日時などについて検討
  第2回:プログラム素案の検討
   実施日時:2019年1月22日(火) 13:00~15:00
   内容:フィールドワークの再検討と受講モニターの抽出について
   今後の展開として次年度に向けてプログラム開発と実証を重ねます。
 
(3)京都文化観光(教育プログラム開発委員会)(委員数:6名)
  京都文化観光における教育プログラムの開発及び委員会開催は、次年度以降の取り組みとしました。
 
(4)キャリアデザイン(教育プログラム開発委員会)(委員数:6名)
  第1回:プログラム素案1の検討
   実施日時:2018年12月25日(火) 15:15~15:50
   内容:放送大学科目と連動した授業カリキュラムの説明とシラバスについての意見交換
  第2回:プログラム素案2の検討
   実施日時:2019年1月29日(火) 13:00~15:00
   内容:第1回の委員会を受けて修正したプログラムの解説と今後の取り組み
 
(5)科目等履修(教育プログラム開発委員会)(委員数:4名)
  第1回:プログラム素案1の検討
   実施日時:2018年12月25日(火) 15:15~15:50
   内容:「きもの自装演習」を短期教育プログラムとして開発することを確認
  第2回:プログラム素案2の検討
   実施日時:2019年2月7日(火) 11:00~15:00(持ち回り委員会)
   内容:第1回の委員会を受けて修正したプログラム案を次年度の実証講座につなげることを確認


2019.4.16-2024

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